商売をしていると、思ったようにお問い合わせが伸びないと行き詰まることも多いでしょう。
とくに高い広告費を業者へ払っても、見せかけのPV・フォロワー数が増えるだけでまったく注文に繋がらないなんてことも…。
それはもしかしたら、自社の商品を買ってくれる人にアプローチできていないのが原因かもしれません。
そこで、今回は「知らなきゃ売れない客層の分類」について解説します。
もし広告費を垂れ流しているけど、商品が思うように売れないと悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
なぜ売れない?お客様が自社の商品を買ってくれない本当の理由
売るべき顧客を本当の意味で理解できていないからです。
たとえ、あなたの作った商品がどんなに素晴らしくて他人に誇れるものだとしても、その商品に価値を感じている人でなければ売れません。
実際、ロールス・ロイスやフェラーリといった超高級車の新車を知り合いから「今なら1,000万以下で安く買えるらしい」と耳寄りな情報をもらっても、そもそも保有するための駐車場はおろか運転免許すらない状態であるならば、買おうとも思えないですよね。
それと同じで、今必要としていない・そこにお金を投じる価値を感じていない人に売ることは困難を極めます。
なので、もし他社へ営業しても自社の商品を買ってくれないと嘆いている方は、一度自分の営業先が自社の商品を本当に必要としているお客様かどうか。一度見定める必要があります。
自社の商品を買ってくれる顧客ってどういう人?知らなきゃ売れない客層の違いについて解説
じゃあどのようにして、自社の商品を買ってくれる人かどうかを見分ければ良いのでしょうか。
結論、顧客が抱えている悩みがどれだけ具体的かどうかをアンケートや聞き取り調査を通じて調べましょう。
これによって、今すぐ商品が欲しいと感じている人なのか、また今度でも良いと感じている人なのかを整理します。
そこで、整理の際に使われるのが「顧客層」という概念になります。
顧客層の分類は、大きく分けて以下の通り。
- 潜在顧客
- 見込み客
- 新規顧客
- 既存顧客
- リピーター
潜在顧客
商品自体を知らないか、見たことあるけど、どういうものなのか。まだ興味をひけていないけど、おそらく将来的に買ってくれそうなお客様のことをいいます。
毎回遊んでいるゲームのシリーズの新作が発売されたことを知ったら「今作も面白そう!」って飛びつく人も絶対いるじゃないですか。そういった方が商品の発売日を認識していない、まさにその状態の人たちを潜在顧客と呼ぶわけです。
見込み客
すでに商品自体に興味があって、買おうかどうか迷っているお客様のことをいいます。
お店とかで「このゲーム絶対面白そうなんだよな…でも今月お小遣いピンチだしな…」と迷っている、まさにこの状態が見込み客です。
新規顧客
初めてのお店で、商品を買い物した人たちのことをいいます。
初めて入店したお店でゲームを買ったら、晴れてその人は新規顧客です。
既存顧客
過去にすでに訪れたことのあるお店で、商品を買ったことがあるお客様のことをいいます。
ゲームは買ったけど、ゲーム機を操作するコントローラーを買い忘れて買い足しに来たというのは既存顧客になります。
リピーター
過去に商品を買ってからというもの、定期的にお店へ訪れては商品を買っているお客様のことをいいます。
シリーズ1作目・2作目と買いに来て、続く3作目のゲームも同じお店で買おうとしている人がリピーターです。
自社の商品を買ってもらいたいなら顧客を理解しよう
このように、もし本当に自分の商品を相手に買って欲しいと思うなら、今営業先のお客様がどういう状態なのかを一度見直さなければなりません。
というのも、商品に必要性を見出していない以上、いくら見せかけの数字を増やしても、利益には繋がらないからです。
そこでもし、今無駄なことをやって商品を購入してもらえていないなら、顧客層に合わせた施策を講じるようにしてみてください。
おわりに
今回は「知らなきゃ売れない客層の分類」について解説しました。
なかなか高い広告費を払っているものの、お問い合わせが来ないと悩んでいる方は、ぜひ今回の記事を参考に、自分の施策が適したものになっているかどうか。一度内容を見直してみてください。